登校しぶりは突然に

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子育て

すごーく久しぶりのブログ更新。
今年は長男が小学1年生になり幼稚園までの生活リズムと、ガラッと変化した小学生生活。
春からドダダダダーーーと駆け抜け、気が付けば年末です(笑)
そんなバタバタな毎日で新たな発見がありました。我が家の長男、ギフテッドでした。
もともとHSCで繊細さんな子どもで、赤ちゃんの頃から『変わってるな』と感じることが多かった長男。
環境の変化に慣れるまで人一倍時間がかかるので、小学校入学は親子ともにとても緊張していました。
でもそんな心配もいらないくらい、すぐに新しいお友達ができとても楽しそうに登校していく姿に、ホッとしていた1学期。
しかし夏休みが明け、2学期が始まったころから少しずつ長男に変化が現れました。

突然の登校しぶり…原因がわからない不安

2学期が始まり数日経ったころから、毎朝「行きたくない!!行かない!!!」というようになった長男。
きっと長い夏休みのあとだから余計に嫌なんだろうな、そのうちリズムが戻れば1学期みたいに登校するだろう、と思っていました。
しかし、長男の登校しぶりはどんどんエスカレートしていきます。
朝だけでなく、夜寝る前も「嫌だ嫌だ」と言い始め、ついには夜中にいきなり泣き出しました。
さすがに夏休み明けだから、という理由だけではない気がしてほかに何か原因があるのだろうと長男と深く話し合いを続けました。


学校がどうして嫌なのか、と尋ねてみても「嫌だから嫌なの!行きたくないの」としか言わない長男。
親として登校しぶりの原因がはっきりとわからず悶々とする日々でした。
どうやったら楽しく学校に通えるのか、私なりにいろいろと考え、毎朝30分早く出発して近所の公園で遊んでから登校する日もあれば
自転車の後ろに長男を乗せ、あちこちウロウロと自転車旅をしてから登校する日もありました。
それでうまくいく日もあれば、さっきまで楽しそうな様子だったのに校門前につけば足が石のように固まってしまい結局お休みする日もありました。
校門前で固まっている長男を見つけ、クラスのお友達数人が、「ほら一緒にいこーぜ!」「今日はこれして遊ぼう!!」「教室が嫌になったら保健室行けるように先生に言ってあげるから!」と声を掛けて、手を引いて一緒に校門をくぐっていった日は、お友達の優しさに、家族以外に長男を支えてくれている存在に、小学校から自宅までの帰り道で涙が止まりませんでした。

長男はとてもよく話す子で、帰宅するとその日の出来事や友達とのやりとり、楽しかったこと、嫌だったこと、すべてをマシンガントークで教えてくれます。
そんな姿を見ていると「なんだかんだ楽しそうだな」と感じるのですが、翌日朝起きるなり「行かない!」モードになるのです…。
夏休み明けから1カ月ほど経ったころ、些細なことがきっかけで『ギフテッド』という言葉に出会いました。
そこからギフテッドについて調べれば調べるほど、たくさんの特徴が長男に当てはまっており、「もしかすると、この子はギフテッドなのかもしれない…」そう感じ、鳥肌が立ちました。

ギフテッドの特徴

そもそも、私も私の周りの人もあまり知らなかった「ギフテッド」
その特徴のなかでも我が家の長男にものすごく当てはまっていたのは以下でした。

・乳児期から並外れた注意深さがある
・学習の呑み込みが早く、考えを素早くまとめられる
・優れた記憶力
・年齢に対し並外れた豊富な語彙と複雑は文章構成ができる
・ものごとに非常に敏感
・詳細を探るような質問をする
・非常に発達した好奇心
・幅広く関心を持つ、もしくは一つの分野に極端に集中する

他にも特徴はあるのですが、長男はとにかく記憶力がすごく、一度見たもの・聞いたものはすぐに記憶してしまいます。
また、自分が興味を持ったもの(長男の場合、電車や国旗)などは、周りが驚くほどのスピードで様々な知識を習得し、4歳までに最寄駅を走る電車の路線図や系統をすべて記憶、5歳で200か国ほどの国旗を、6歳では世界地図がすべて頭に入っており国の位置や首都、その国の歴史なども記憶していました。
そのどれもが教えようとして教えたわけではなく、自分の中の好奇心で様々な本や動画を見て気が付けばすべてを記憶していたという感じ。

長男は話し出すのもとても早く、2歳でJ-Popをフルコース歌っていました。

「ギフテッド」を知ってから、長男の赤ちゃんからの様子を振り返り、あぁあれもそうかも、これもそうかも、と思い当たる節がたくさんありました。

そんなある日、長男に「学校に行きたくないのって、もしかして授業が退屈だから?」と尋ねてみました。
すると、「そう!退屈なの!1回聞けばわかることを何時間も何日も同じことを繰り返してやらないといけないのがしんどい」
「どんどん新しいことを知りたいのに」と答えました。

あぁ、なるほどな、と妙に納得した気分でした。

IQが130を超えるとギフテッドとされているようで、そのIQを測定するために知能検査(WISC)があります。
もちろんIQだけでは測ることのできない芸術や創造性なども含まれるため、IQの数値ですべてわかるというものではありませんが、一つの判定方法として知能検査を受ける方もいるということです。

私は、もし長男がギフテッドだとわかれば、今の環境で生きづらさを感じている長男が他にのびのび過ごせる環境を見つけるための手掛かりになるのではないかと思い、早速知能検査について調べることにしました。

ウィスクラー式知能検査(WISC-IV)

どこで知能検査を受けることができるのか、まず初めに役所へ相談してみました。
長男が登校しぶりをしていること、その原因が学校が嫌いなわけではなく授業が退屈だと感じていること、もしかするとギフテッドではないかと思っていること、すべてを話し相談しました。
ただ、役所での知能検査は早くて半年先と言われてしまい、それでは遅すぎるとほかに知能検査を行っている施設を調べ、そちらで検査を受けることにしました。

WISC検査では、総合的はIQを測定するため以下の4つの指標得点を数値化します。

・言語理解指標(VCI)
・知覚推理指標(PRI)
・ワーキングメモリー指標(WMI)
・処理速度指標(PSI)

この4つの指標のどれが高く・どれが低いかを知ることで得意なことや反対に生活するうえでの困りごとなどを減らす対策を立てることができます。

長男の結果は、IQ132で中でもワーキングメモリー指標が高いと出ました。
ワーキングメモリーというのは、聞く力・聞いて考える力となり、長男の場合、耳から得た情報を特に習得しやすいとのこと。

検査を行ってくださった心理士さんも「学校の授業じゃ退屈でつまらないだろうね」と仰っていました。
知能検査の結果をみて、今までの長男の様子も、2学期から始まった登校しぶりもすべてが腑に落ちた瞬間でした。


ギフテッド児童だとわかった長男、さてここからどうすれば長男が過ごしやすい環境を見つけていけるのか…
これがまたまた一筋縄ではいかず、、手探りであれこれ試していきます。
ギフテッドだとわかってからのことはまた次の記事で書きたいと思います!

 

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2歳差兄弟の子育てに奮闘中のときです! 子どもを産んで知った育児の幸せな瞬間・大変な瞬間、様々な瞬間の喜びや悩みを役立つ情報として発信していきます。 そしてワーママならではの葛藤、仕事との両立の難しさ等も自身の経験も含めまとめていこうと思います。

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