こんにちは!2歳差男児育児に奮闘中のワーママときです!
みなさん、防災リュックって準備していますか?
わたしは関西出身で子どものころに阪神淡路大震災を経験しました。自宅のアパートは天井にひびが入り、徒歩3分の小学校は全壊しました。遠くで燃え広がっている街の火災灰が自宅のベランダに雪のように降ってきたのを覚えています。
自然災害がつづく昨今、いつ・どこで災害に遭うかわかりません。もしものための準備を、自分や大切な人の命を守る準備を”今”はじめませんか?
我が家の防災リュックの中身公開!
我が家には2つの防災リュックを準備しています。それがこちら。
大人1人+子どもたちだけで避難するときは左側のリュックだけを持って、大人2人+子どもたち(家族全員が揃っているとき)で避難するときは両方のリュックを持ち避難する、という感じです。(写真では外していますが、普段はどちらがどちらか一目でわかるようにキーホルダーを付けています)
左側のリュックには避難した際にとりあえず必要なものを一通り入れており、右側のリュックには必要なもの+あったら更に助かるものを入れています。
我が家の防災リュックの中身はこんな感じ!
これだけのものが入っています。では一つずつ中身を見ていきましょう!
リュックの中身① 非常食
・500㎖ 水 4本
・レトルトカレー 2箱
・アルファ米 4色(わかめご飯・白米・五目ご飯・チキンライス)
・アルミたれ皿
・スプーン、フォーク
一時避難用のリュックなのでとりあえずの非常食を入れています。非常食で気に掛けたことは、極力子どもたちが好きな味のものを入れようということ。実際に避難したことがないのでどういう状況なのか想像でしかわかりませんが、きっと非日常的な状況だと思います。なので、非常食は少しでも子どもたちが好きな味のものにしました。
リュックの中身② トイレやブランケット
・携帯トイレ
・アルミブランケット
・レジャーシート
水が止まるとトイレは使えません。なので携帯トイレを入れています。
ブランケットは避難所で配給があるのかどうかわかりませんが、少しでも暖をとれるように入れました。ちなみにこのアルミブランケットはカサカサという音が比較的少ないタイプです。実際に開けて使用したわけではないのでどこまで静音なのかはわかりませんが、体育館などの避難所でカサカサ音が鳴り響くのを想像しただけで周りの目も気になるし耳障りだろうなと感じたので、静音タイプのものを準備しました。
レジャーシートは床が汚れているときや冷たい時に役に立つかな?と入れました。
リュックの中身③ 衛生用品
・オムツ5枚
・生理用品
・おしりふき
・使い捨てマスク(大人用・子ども用)
・水に流せるポケットティッシュ
次男がまだ夜オムツが取れていないのでオムツを5枚入れています。
生理用品はもし生理のタイミングで災害が起きたら?と考え、入れることにしました。それに環境が変わったストレスで急に不正出血が出るかもしれないですし、ナプキンは生理以外でも怪我の止血などにも使えるので準備しました。
おしりふきは、ウェットティッシュとしても使用できるのできっと重宝するかなと思っています。
使い捨てマスクは、コロナ禍なので必須アイテムですね。それに大勢の人が集まる避難所ではウイルスだけでなく乾燥が気になったり、またすっぴんでボロボロの顔を隠せるという意味でも必要かなと思います。
水に流せるポケットティッシュはいろんな場面で使用できるかなと思います。
リュックの中身④ 軍手やガムテープ
・厚手の軍手
・ガムテープ
・油性マジックペン
※最初の全体写真を撮るときに入れるのを忘れていました(笑)
厚手の軍手はガラスの破片などを触っても貫通しない、掌の部分がゴムになっているタイプのものです。
ガムテープはそのまま入れるとかさばるので、芯をつぶしコンパクトにまとめました。ガムテープは何かを止めるだけでなく、油性マジックペンで名前を書いて服や荷物に貼り付けると名札としても使えます。
リュックの中身⑤ 懐中電灯
・懐中電灯
・アルカリ乾電池
こちらはダイソーで売られている懐中電灯です。前と持ち手の部分が光るので、ランタンとしても使用できます。予備の乾電池も入れています。
リュックの中身⑥ ろうそくやサバイバルナイフ
・ろうそく
・マッチ
・ライター
・サバイバルナイフ
電気も止まり、懐中電灯も電池切れになったときを想定してろうそくをいれました。ちなみにろうそくは「非常食」で紹介したアルミたれ皿に、下の部分を少し溶かしたろうそくを立てて使用できます。
サバイバルナイフは一つあればかなり役に立つだろうと思います。
リュックの中身⑦ ポリ袋
・持ち手付のポリ袋
・ぺちゃんこ水筒
ポリ袋はあるとかなり便利なアイテムだと思います。ごみを入れることもできるし、おにぎりの配給などがあった時に袋に入れておくことができます。また、空気を入れ、膨らませた状態のポリ袋の中に懐中電灯を入れることで簡易照明になり広範囲を照らすことができます。
ぺちゃんこ水筒、こちらもダイソーで見つけたのですが、名前の通りぺちゃんこな水筒です。いつ使用するのかというと、給水車へ水をもらいに行くときです。水が止まると避難所にも給水車がくると思うのですが、その際水を入れるボトルがないと水がもらえません。水筒や空のペットボトルをリュックに入れておくとかなりかさばりますが、このぺちゃんこ水筒なら水を入れていない時はほとんど厚みがないのでかさばることもなく大変便利です。
リュックの中身⑧ 雨具
・レインコート(大人用・子ども用)
災害時の天候はわかりませんよね。もし雨が降っていたら、濡れた服を着続けることで身体も冷え体温も下がってしまいます。なのでレインコートも入れてみました。
リュックの中身⑨ 子ども用玩具
・シールブック 2冊
・おりがみ
・絵合わせカード
いずれもダイソーで売っているものです。避難した際、一番気がかりなのが子どものこと。大人だけだと少しの我慢もできますが、子どもは慣れない場所やいつもと違う状況に不安になったりパニックになってしまうこともあると思います。なので少しでも気がまぎれるように避難所でも遊べるものを選びました。シールブックは何度でも貼ったり剝がしたりできるものなので、繰り返し遊べるかなと思います。
リュックの中身⑩ お金
・10円玉、100円玉を多めに1万円程度
コインケースには1万円ほど入れています。お札だけだと使用できないことも出てくると思うので、半分以上は10円玉・100円玉に両替しています。また、コインケースの中には家族全員の名前の書いた緊急連絡先メモも入れています。
ちなみにお札は雨に濡れて破けてしまっては使えないので、小さなビニール袋にいれています。
防災リュック⑪ ちょっとした日用品
・家族全員分の歯ブラシ
・貼るカイロ
・オキシドール
・化粧水
・コンタクト洗浄液、ケース、替えの使え捨てレンズ
・口腔ケアウェットシート
・コンパクトタオル
・バンドエイド
・常備薬
・化粧落としシート
・アイブロウ
・手鏡
・冷えピタ
※バンドエイド・常備薬・アイブロウ・冷えピタはまとめてビニール袋に入れテープで止めているので、写真ではバンドエイドしか映っていません(汗)
歯ブラシは旅行に行った時にもらったアメニティを入れています。私と夫は毎日コンタクトレンズを使用しているのでコンタクト用品は必須です。本当は眼鏡も入れておきたいので予備眼鏡をどうするか考え中です。調べた情報では眼鏡を新しく買い替えたタイミングで古い眼鏡を防災リュックの中にいれておくのも良いようです!
口腔ケアウェットシートは水が止まって歯磨きができない時でも少しでも口の中をスッキリできるように入れています。バンドエイドやオキシドールはあれば役立つかと思い準備しました。
我が家の防災リュックの中身はほとんどダイソーで揃えたのですが、防災アイテムを買いに行ったときにとりあえず化粧水や化粧落としシートも一緒に購入しました。ただダイソーの化粧品を使ったことがないので自分の肌に合うのか少し心配はあります。ミニボトルなどを購入して普段使っている化粧水を入れようかと考えています。
アイブロウは化粧ができなくてもせめて眉毛くらいはかきたいなと思い入れることにしました。
常備薬は、頭痛薬や葛根湯のほかに、長男は花粉症・次男は喘息もちなので花粉症のアレルギー薬や喘息発作が出たときの薬を多めに入れています。この辺りはどこまで準備しておけばよいか正直悩みます。
これが我が家の防災リュックの中身です!これで足りるのか、まだまだ足りないのか、日々考えながら過ごしていますが我が家では3月と9月を防災月としていて、そのタイミングで防災リュックの中身を見直ししています(特に非常食の賞味期限や薬の種類など)
ちなみにリュックの中身は万が一雨などで水に濡れても大丈夫なように、全てグループごとにジップロックに入れています。
リュックへアイテムを入れる時は軽いものから順に入れることがポイントです!そうすることで実際に背負ったときに重心が上にくるので少し軽く感じます。なので我が家でも軽いものから順に、一番上に水のペットボトルを入れています!
防災リュック以外の防災アイテム
防災リュック以外に、自宅に常備しているのは
・2ℓペットボトルの水を常に2~3箱
・アルファ米や缶詰、長持ちするお菓子
・モバイルバッテリー
・ワンセグ付きラジオ
・ハザードマップ
などです。こちらも防災月のタイミングで見直しています。
あと玄関の靴箱には夜の避難に備えて、こちら
光るブレスレットと反射リストバンドを置いています。
停電で街頭の明かりもなく真っ暗な中を避難所まで歩く場合、車や自転車に自分たちが歩いていることを知らせるために腕や足などに付け使用します。東日本大震災を経験した仙台の友人から聞いた話では、光るブレスレットは避難所でも家族全員で使用することで目印にもなるようです。
自分たちに合った防災アイテムを
防災アイテムの準備で必要になるものは“自分たちに合っているか”ということだと思います。家族構成で必要になる非常食の量も変わってくるし、アレルギーの有無や必要な常備薬も様々ですよね。なので、もし今災害が起きて避難が必要になった時に「何があれば足りるか」を想像しながら準備することをおススメします。
阪神淡路大震災のとき、父は仕事のため不在でした。母と兄と私だけで寝ているときに突然大きな揺れが襲ってきました。寝室のタンスが寝ている私たちに向かって倒れそうになってきたのを母が一人で必死に支えている背中を今も覚えています。それからすぐに水も電気も止まり、私たちは知り合いの家に避難しました。幸い自宅は倒壊しなかったので次の日には自宅に戻りましたが、しばらく水は止まったままで、水筒をたすき掛けにして給水車へ何往復も歩きました。当時はまだ小さかったこともあり、恐怖という感覚は少なかったですがきっと母は1人で子どもたち2人を守らなければ・・・ととても怖かっただろうなと今なら思います。(父は自宅から県外に仕事に行っていたので、電車も止まり道路も通行止めになっていたので帰ってこられたのは1週間以上後のことでした)
親になり自分の命以上に大切な守るべきものができ、いざという時どうすれば家族を守ることができるのか、より防災について考えるようになりました。これからも防災についての知識を深め、アップデートしていこうと思います!
これから防災リュックを準備しようとされている誰かの参考になれば嬉しいです。
とき
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